生理痛をうまく乗り切るための食生活

生理痛に有効な栄養素

毎月の生理で出血がある女性は、鉄分がどうしても不足しがちになりますので、男性以上に鉄分の補給を必要とします。

 

食品に含まれる鉄は「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」に分けられ、ヘム鉄はレバー、煮干し、赤身肉などに含まれ、非ヘム鉄はほうれん草、高野豆腐、ひじき、ドライプルーンなどに含まれますのでバランスよく摂取しましょう。

 

イライラを抑える効果があるといわれるカルシウムは、生理中には特に多めに摂ることを心がけたい栄養素です。カルシウムを含む食品は、牛乳・乳製品、煮干しなどの魚介類、豆製品などが挙げられます。

 

ビタミンEも重要で、毛細血管を広げて血流をよくすることで、体の隅々まで栄養がいきわたるのを助けます。さらに抗酸化作用を持つので、肩こりや肌荒れ、老化防止にも効くと言われています。

 

アーモンドなどのナッツ類、かぼちゃ、大豆、うなぎ、ひまわり油やコーン油などの植物性油脂に多く含まれています。

 

ビタミンB1、B2、B6、B12の他、葉酸やパントテン酸などを総称してB群と呼びますが、それぞれに、疲労回復や皮膚などを健康に保つ、赤血球が作られるのを助けるなど、さまざまな効能があると言われます。

 

B2は緑黄色野菜、乳製品、納豆、レバー、さんまなどに、その他のB群は豚肉(赤身肉)、いも類、玄米や小麦胚芽などに多く含まれています。また、体内で女性ホルモンに似た働きをするといわれるイソフラボンは、大豆製品で摂取することができます。