生理痛をうまく乗り切るための食生活

生理痛を緩和させる食生活

体を温める食材、冷やす食材という概念は、元々は漢方や中国の食養に基づいています。自然物を「陰」と「陽」に分ける考え方をそのまま食材にも当てはめたもので、体を冷やす「陰」の食材は、暖かい土地や暖かい時季にとれるものや食べられるものが多く、体を温める「陽」の食材は、寒い土地や寒い時季にとれるものや食べられるものが多いようです。

 

特に生理の時は体を温めることが大切ですので食事の内容に意識を向けましょう。「陽」の食材として代表的なものは、根菜類、あずき、黒豆、にんにく、しょうが、にら、ねぎ、チーズ、紅茶、塩、みそ、しょうゆなどで、「陰」の食材には、南方系のフルーツやトマト、葉もの野菜、牛乳、コーヒー、白砂糖などがあります。

 

さらに玄米や大豆、黒砂糖やはちみつなど、どちらにも属さない「中庸」に分類されるものもあります。例えばコーヒーを紅茶にする、白いパンを全粒粉入りのパンにする、葉もの野菜サラダを根菜類を中心とした温サラダするなど、できるところから取り組んでみましょう。

 

特に生理中は「陰」の食材は避けたいところですが、冷たい飲料をとりすぎないなど、体を内側から冷やさないように注意しましょう。

 

さらに体が過敏になっている時期ですので、刺激物(カフェインや香辛料など)も控えましょう。食事のリズムもホルモンバランスにとって大切な要因ですので三食きちんと摂るようにしましょう。